【水行|延壽寺】日本修行場めぐり(兵庫県市川町)

兵庫県内陸部、雪は積もっていませんが非常に寒く風も冷たいです~。

今回は兵庫県市川町のお寺で水行です。自ら桶で水をすくい、その水を頭からかぶります。この日の気温は…
5度!!

気温5度です
5度と聞いて頭を抱え込むくっすん

水行は以前京都の本昌寺で体験しましたが、この日ほど寒くはありませんでした。

扁妙の滝

水量は多くありませんでしたが高さがあり迫力を感じます

スタート地点は神河町の扁妙の滝。この日はちょっと水量が少なめでしたが落差は65メートルあります。例年1月下旬から2月ごろに滝全体が凍りつく氷瀑として有名です。

山を下っていくとアウトドアレジャー施設が見えてきました。その横を通り抜け神河町を歩きます。

そばに見える施設がグリーンエコー笠形です

のどかな風景の中約2時間ほど歩くと一軒のお店を発見、看板には「カラオケスタジオ」と書かれています。

カラオケスタジオ鈴蘭

どうやらもう開店しているようなのでお邪魔することにしました。店内に入るとめちゃくちゃ煌びやかでびっくり!

豪華な内装に驚きました!
ここがカラオケのステージです

元々建築関係のお仕事をされていたマスターの石野さん。60歳になったのを機に第二の人生として手作りのカラオケ店をオープンさせました。

マスターの石野さん

内装は全てマスターが手掛けたんだそうですよ。すごいですね!今では町内の皆さんの憩いの場になっているそうです。

「銀座の恋の物語」を披露してくれた石野さんご夫婦
水行のことをすっかり忘れて楽しむ私河田とくっすん

第二の人生を謳歌されている姿はとても素敵でした!

スタート地点から約7キロやってきました。

越知川沿いに設置された看板に書かれていますが、とてものどかなこの場所で今から約150年前に歴史的な大プロジェクトが行われたのです。

銀の馬車道

日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」
日本遺産に認定された、「播但貫く、銀の馬...

今歩いている神河町の北側は朝来市です。

ここには平安時代から銀山があり生野銀山と呼ばれています。ここで採掘された銀は南へ約49キロ、現在の姫路の飾磨港まで運ばれました。

江戸時代までは人力であったり馬に背負わせて運んだのですが、明治時代に入ると効率化を図るため馬車が使われるようになります。

銀の馬車道ネットワーク協議会提供

しかし、従来の道は幅がせまくて全く整備されていません。銀を積んだ馬車が通ると車輪が沈み運搬するのが困難でした。

そこで1873年(明治6年)外国人技師の力を借り、最新の土木技術で整備を始めます。

対面通行できるよう道幅を広げ、坂道はなだらかにし、小石、玉砂利などで押し固め水はけを良くする大事業です。

約3年の月日をかけ1876年(明治9年)に完成。これが日本で初の舗装道路で、銀の馬車道と呼ばれています。

西光寺野普通水利組合耕地整理組合事業提供

この銀の馬車道が産業発展に大きく貢献したわけですが、当時の近代化を進める日本のパワーはすごいですね。

さらに南へ歩くのですがそろそろお昼時です。ちょうど目の前に飲食店をみつけたのでここで昼食をいただくことにしました。

オムライス専門店BECAUSE

ここはオムライス専門店のBECAUSE。いろんな種類のオムライスがあってどれも美味しそうで迷ってしまします。

「いただきまーす!」
柚子自然薯のオムライス(1512円)

ちなみにオムライスは日本発祥の料理で、その起源には二つの説があります。

・大阪心斎橋の「北極星」の常連客が発案したという説。

・東京銀座の「煉瓦亭」のまかない料理がメニュー化した説。

美味しいオムライスで大満足!また違う種類のオムライスも食べてみたいねーとか言いながら再び歩きます。

神河町から市川町へ
ここが延壽寺です

扁妙の滝から歩くこと約7時間、修行場の延壽寺えんじゅじに到着です。

延壽寺

延壽寺の本堂

延壽寺は日蓮宗のお寺で、昭和17年に創建されました。

水行は1月6日(寒の入り)から2月3日(節分)まで行われます。一番寒い時期ですよね。

ご住職にお話を伺います
住職
住職

水行というのは心の垢を水で洗い流し本来の自分の姿になるという修行なんです。

河田
河田

今日は寒いしきつそうですね~

くっすん
くっすん

僕はいいです。もうヘタレのままでいいです。

河田
河田

ご住職、くっすんはこんなこと言ってますが、どうしましょ?

住職
住職

はっはっは~、頭から水かけてやりますよ(笑)

ご住職に発破をかけられ、ふんどし姿になりいよいよ水行を始めます!

それしてもめちゃくちゃ寒い~!!この時の気温は11度、使うのは冷たい井戸水です。

自ら苦難を受けることで祈願の成就を授かるそうです

まず桶で水をくみ蹲踞そんきょの姿勢で口をすすぎます。次に顔、腕、足、腹、胸、下腹部に水をかけて体を慣らしていきます。

そして、南無妙法蓮華経と大きな声で3回唱え、頭から首の後ろあたりに思いっきり水をかけます。今回はひとり5回行います。

いよいよ本番です!

まずは私河田から。教わったとおり体に少しずつ水をかけて慣らすのですが、想像以上に水が冷たくて体がこわばってしまいます。

めちゃくちゃ冷たーい!

もうここまできたら覚悟と気合です!

心を決め、桶に水をくみ、南無妙法蓮華経を唱えながら桶を頭上へ!!

河田
河田

南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経!

桶で井戸水をくんで
桶を構えて
頭上へ!

水が冷たくて、氷の塊が後頭部を叩きつけているような感覚です。途中で止めたら達成できないかもしれないので勢いでいきます!無心になってなんとか5回続けました。

「ありがとうございました!」

次はくっすんです。まず体に水をかけていくのですがその冷たさに大騒ぎしてます。

「あ゛ぁぁーーー!!」

そしてここからが本番です。

くっすん
くっすん

南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無フォー!蓮華経~!
ハァァーーー!

水を汲んだ桶を頭上へ!

あれ!?
水ちゃんとかかってないよね!?

ご住職がそばでお経を唱えながら見守っています
住職
住職

はい、ちゃんとやりましょう

ご住職に注意され、気を取り直してもう一度。

くっすんも思いっきりいきました!

必死で桶を振りかぶるくっすん。水が冷たすぎて無心になったのか思考が完全停止したのか、5回でいいのになぜか7回も水をかぶりました!

これで水行は終了です

二人とも無事水行を終えることができました。不思議なことに体の内側から少しずつ温かくなってきたような感じがします。

これがご住職がおっしゃる心の垢を落とすということなのかもしれません。

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