【滝行|白糸の滝】日本修行場めぐり(広島県呉市)

日本修行場めぐり

今回は滝行です!
これまでにいろんな修行を体験してきましたが、個人的には滝行が身体的に一番厳しいと思います。もちろん滝の大きさ、水量、水の冷たさなどにもよりますが。

今回で三回目となる滝行ですが、広島県呉市の白糸の滝で行います。過去の滝行を振り返ると…

第一回・マックラ滝(栃木県)落差20メートル

第二回・夕日の滝(神奈川県)落差23メートル

そして今回の白糸の滝は落差なんと
38メートル!!

過去の二回が猛烈に厳しい修行だったので、38メートルと聞くと…かなり不安です。

スタート地点は海に面した大和波止場公園、眺めが良くてとても気持ちいいお天気です。

大和波止場公園

呉の港から歩き始めます

ここ広島県呉市は1889年(明治22年)に呉鎮守府が置かれ東洋一の軍港と称されました。そしてあの戦艦大和が建造されたのがこの呉の軍港です。

戦艦大和(国立国会図書館所蔵)

戦艦大和は1941年に造られた全長263メートルの史上最大の戦艦です。大和は大きな戦果をあげることなく、鹿児島県坊ノ岬沖でアメリカ軍に撃沈されます。

ここ大和波止場公園は、その戦艦大和の甲板前部左半分をの実寸大でつくられたものです。実際に立ってみるといかに大和が大きいかよくわかります。

地元の皆さんの憩いの場ですが、観光地でもあります
くっすん
くっすん

ヤマトは昔アニメで見てましたよ!!

河田
河田

それは宇宙戦艦のほうね!あれはイスカンダルに向かって飛んで行くからね。

そしてすぐそばには大和ミュージアムもあります。戦艦大和は呉市にとって特別な物なんですね。

大和波止場公園から北側へ数百メートル、今度は大きな潜水艦が見えてきました!

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)

町のど真ん中に本物の潜水艦が!
海上自衛隊呉史料館 | 愛称:てつのくじら館
海上自衛隊の機雷掃海と潜水艦の史料館

てつのくじら館は、実際に運用されていた海上自衛隊の潜水艦あきしおの展示施設です。無料で本物の潜水艦の中を見学できます。海上防衛の機密がつまった潜水艦の内部を公開するのは世界的にも珍しいのだそうです。

海上自衛隊の潜水艦あきしお(全長約76メートル)
本物の潜水艦を見学できる貴重な施設です
艦内の通路はかなり狭いですね
乗組員の寝室は三段ベッドが設置されています
操縦席に座ることもできます

そして操縦席にも座ることができます。一般的な乗り物と違って窓がなくて前方が見えません。様々な計器を見て航行するんですねえ。

日常生活ではあまり意識することがないかもしれませんが、海上自衛隊が常に日本近海を守ってくれているということを実感できる貴重な施設だと思います。

てつのくじら館を出てさらに北東へ進みます。

そうすると賑やかな商店街に入りました。ここで呉を代表する名物を食べさせてもらいます。

田舎洋食いせ屋

田舎洋食いせ屋

いせ屋は軍艦の元コック長が大正10年に始めた洋食店です。現在は三代目の加納さんが経営されています。海軍で生まれた日本の定番料理が名物とのことですが…。

美味しそうな香りが漂っています~
海軍さんの肉じゃが(495円)

いせ屋の呉名物は肉じゃがです!

1890年、呉の軍港に参謀長として赴任してきた東郷平八郎。東郷はイギリス留学中に現地で食べたビーフシチューをとても気に入り海軍の食事に取り入れようとしました。

しかしイギリスで使われていたワインや調味料が手に入らないため、味付けに砂糖や醤油を使ったことでビーフシチューではなく肉じゃが出来上がったそうです。

それ以来、呉市は肉じゃが発祥の地とされているのです。

甘くてじゃがいもはホクホクです

呉の肉じゃがの特徴はほとんど汁が入っていないということ。海軍のレシピによると、水は入れず野菜の水分だけで調理するとなっています。

当時軍艦の中では水は貴重だったのではないかと加納さんがおしえてくれました。

店内に飾られている海軍のレシピ

こうして肉じゃが発祥の地として売り出している呉市ですが、実は京都府舞鶴市も肉じゃが発祥の地を謳っています。

東郷平八郎は1901年に舞鶴鎮守府の初代司令官に就任していて、その時に肉じゃがを作らせたのではないかという説があるからです。

そういえば以前舞鶴を訪れた時も肉じゃがを食べさせてもらいました。

肉じゃが発祥の地は呉なのか舞鶴なのか本当のところはわかりませんが、どちらも町おこしに貢献していることには間違いありませんね。

商店街を抜けてしばらく歩くと自然豊かな風景が広がります。修行場までもうちょっとです。

黒瀬川沿いを川上に上ります

スタート地点から約10キロ歩いてきました。今回滝行の指導をしていただく真言宗のお寺、知足庵のご住職と合流します。

知足庵のご住職、導師、お弟子さん

ご住職になんのために滝行をするのかを伺うと…

住職
住職

滝行は覚悟の気持ちを自分自身に植え付けるために行う修行なんです

くっすん
くっすん

僕~、そういう覚悟というのがいつもないんです。どうしたらいいですかぁ?

住職
住職

だから!その覚悟を持つためにやるんです!

不甲斐ない発言をするくっすんに喝を入れてもらい、導師の久岡さんと行場まで歩きます。

滝までは山道が続きます

山道を登りようやく白糸の滝にたどり着きました!

想像していた以上に大きな滝でびっくりです!!昔の人たちはこの白糸の滝に入り病気や傷を治していたと言い伝えられています。

白糸の滝

滝の大きさに驚いてしましたした
落差38メートルの白糸の滝

白装束に着替えて準備を整えます。滝に入るときは両手で不動明王の印を結び、「南無不動明王」と唱えます。いよいよ本番が近づいてきて緊張感が高まってきました。

滝に入るのはひとりずつなので、まず私河田から。つま先から水に入るとこれがめちゃくちゃ冷たい~!

水に浸かっている両足が冷たくて滝に入る前からすでに辛いです

滝の近くまでゆっくり進み、最後は飛び込むように思い切って滝の真下に入りました!

「南無不道明!南無不動明王!」

水の冷たさと水圧が全身に覆いかぶさってくるようです!頭上38メートルから落ちてくる水はとても固く感じられ、それが頭や肩を叩き続けので全身が痛い!

その辛さを忘れるために大声で南無不動明王を唱え続けます。

38メートルから降り注ぐ水圧に耐え続けます

導師の久岡さんがよしというまで続け、なんとかやりきることができました!

そして次はくっすんです。道中できつい、しんどい、寒い、冷たい、腹減った、など不平を口にし続けたくっすんですが、気持ちを切りかえ意を決し滝に入ります!

小さな歩幅で滝に近づいていくくっすん
思い切って滝に入りました!

おぉー!

あんなに嫌がっていたのにくっすんがんばってる!すごい!

…と思ったのですが、
よーく見ると、
あれ、
なんか立つ場所ずれてない??

滝の真下ではありませんでした

それでも冷たい滝の水を浴びて続けたくっすん、久岡さんのオッケーが出るまでがんばりました。

毎回滝行を体験して思うのですが、やはり自然の力は本当にすごいと思います。そして、その厳しい環境に飛び込んで自らを鍛えてきた昔の人はやっぱり偉いなあ~

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