【滝行|東海寺】日本修行場めぐり(栃木県日光市)

日本修行場めぐり

ここまでいろんな修行をしてきましたが
今回はついに滝行です。

滝の大きさや水量によって
修行の難易度は様々だと思いますが
つらそうですよねぇ。

しかもこの日は
最高気温20度、
最低気温12度、
そうなんです、肌寒いんです~

JR日光駅

レトロな外観のJR日光駅
1999年に「日光の社寺」が世界遺産登録されました

出発地点は
栃木県日光市のJR日光駅です。
大正時代の建築なんだそうですよ。

ここから約10キロ歩き
山を登り
標高800メートル地点の
マックラ滝を目指します。

日光駅周辺は整備されていてとてもきれいです

日光駅から1.5キロ歩き
山の麓までやってきました。

ここで明治時代から
伝統的な天然氷をつくっている
四代目徳次郎
山本さんにお話を聞かせてもらいました。

四代目徳次郎

四代目徳次郎の山本さん
四代目徳次郎
日光天然の氷 四代目徳次郎 Official WebSite
山本さん
山本さん

日光の天然氷は堅くて溶けにくいのが特徴です。

こちらでは
冬場に山の湧き水を流し込んで
1日1センチずつ氷を厚くし
15センチの天然氷をつくります。

湧き水を時間をかけて凍らせます

時間をかけて
ゆっくりと凍らせることで
不純物が少なく
堅くて溶けにくい氷ができるそうです。

氷を切り出す山本さん

できあがった氷は切り出され
氷室とよばれる
昔ながらの貯蔵庫に入れて
日光杉のおがくずをかけて
保存します。

切り出した氷を氷室に運ぶ作業は大変です

切り出した天然氷が保管されている氷室に
特別に入らせてもらいました。

氷室の中はかなりひんやりしています
敷き詰められたおがくずの下に氷が入っています
おがくずを掘ると氷が見えてきました

足下は全ておがくずですが、
その下に氷が入っています。

おがくずが氷の表面の水分を吸収して
蒸発させるため
氷が溶けにくいのだそうです。

山本さん
山本さん

おがくずが氷を守り、氷がおがくずを腐らせない、お互い持ちつ持たれつということなんですよ。

くっすん
くっすん

なるほど~、僕と河田さんのようですね!

河田
河田

………。

透明度が高いのが天然氷の特徴です

徳次郎さんの天然氷を
かき氷で提供している
お店があります。
一度食べてみたいですね~!

山本さんに別れを告げて
やってきたのは
世界遺産の日光東照宮です。

日光東照宮

日光東照宮ホームページ
日光東照宮は、日光霊峰の山懐聖地恒例山にあり、中禅寺湖から流れる大谷川と女峰山から流れる稲荷川との河合いの山岳水明の地に鎮座します。神域は、樹齢400~800年神杉につつまれ、その中に点在する社殿群は自然環境と見事に融合する宗教的文化空間です。

日光東照宮
1617年に徳川家康を祀るため
二代将軍秀忠によって創建され
1636年に三代将軍家光によって
立て直されました。

境内は非常に広いのですが
ここで発見したのが有名な
見ざる言わざる聞かざる
「三猿」です。

神馬の厩
見ざる言わざる聞かざる

「三猿」は神馬のうまやの外壁に
施された彫刻なのですが、
実は全部で八面あり
人間の人生を諭していると
言われているのです。

とても有名な
「見ざる言わざる聞かざる」
八つある彫刻のうちの
二つ目なんです。

まず一つ目は「親」という漢字のように
木の上に立ち、
子どもの未来を見ている姿を
表しています。

木の上に立ち、子の将来を見守る姿

二つ目は三猿で、
子どものうちは悪いことを
「見ざる言わざる聞かざる」が良い
ということです。

こうして物語は続きます。

三、親離れの時期
四、希望をもって見上げる青年期
五、失敗した猿と友達を励ます猿
六、恋に悩み決断を迫られる
七、結婚し力を合わせて荒波を乗り越える
八、子どもを授かり生命が受け継がれる

八つをつなげて見ると
人生の物語になっている
ということなんですね~

さらに進むと大変きらびやかな
大きな門が見えてきました。

国宝の陽明門です。

圧倒的な存在感を放つ陽明門

陽明門には彫刻が508も施され、
一辺10センチの金箔が
約24万枚使用されています。

ちなみに京都の金閣寺
金箔が20万枚ですから
金閣寺より多くの金箔が
使われていることになります。

門というより
巨大な美術品を
鑑賞しているようです。

創建当時は
数々の豪華絢爛な社殿などを造り
その力を見せつけることで、
「徳川家が治めるのなら安心だ」と
一般庶民に
思わせたかったのではないかと
言われています。

日光東照宮を出て
山道を歩いていると
おそば屋さんを発見。
ここで昼食をいただくことにしました。

おそば屋さんを発見
そばダイニング幸庵

こちらの名物は
このあげまき湯波が入った
ゆばそばです。

いただきまーす

内陸に位置する日光では
奈良時代から貴重なタンパク源として
湯波が食べられていました。

ゆばそば(950円)
あげまき湯波に出汁がしみ込んでとても味わい深いです

湯波が何層にも重ねられた
形が特徴的ですよね。

ちなみに京都でも名産ですが
京都では「湯葉」
日光では「湯波」と書きます。

ゆばそばをいただいて
大満足で外に出ると…

大雨!!

この大雨で滝は水量が増えるだろうし
めちゃくちゃ寒いし…
ホンマに滝行できるの?
っていうかホンマにやるの?

愚痴を言いながら
山道を上ります。

そしていよいよ
今回の修行場が見えてきました。

マックラ滝

福聚山東海寺|宇都宮市
栃木県宇都宮市、福聚山東海寺は、ご祈願・水子供養・体験修行など、多くの方がお詣りに訪れる寺院です。

栃木県宇都宮市にある東海寺では
こちらのマックラ滝
ご住職の指導の下
滝行を受けることができます。

河田
河田

なんだか水量多く見えるんですけど、ご住職これ大丈夫ですか?

住職
住職

そうですね、今日は通常の倍ぐらいの水量です。ちなみに落差は30メートルほどあります。

くっすん
くっすん

無理~~~~!!!

奈良時代以降、
日光は山伏の修行場となり
山に入る前に身を清めるため
滝に入りました。

現在は体の穢れを落とし
心の煩悩をはらうために
滝行が行われています。

水が上から降ってきて岩を叩く轟音が響きます

気温は13度、
足下の岩は濡れて冷たく
滑りやすいので
慎重に進みます。

近づくにつれて
滝の上から吹き下ろしてくる冷たい風と
水しぶきが体を打ちつけてきます。
正直いうとこれだけでも
けっこうつらい!!

滝に入る前から
すでに修行が始まっているようです。

落差30メートルのマックラ滝
ご住職が法螺貝を吹き、滝に入る前のお清めをします

いよいよ目の前に滝が。
落差30メートルは
想像以上に迫力があります。

さあ、
意を決して滝に入ります!!!

滝に打たれながら「南無遍照金剛」を唱えます
水量が多くて立っているのがやっとです

30メートル上から落ちてくる水が
頭や肩を猛烈に打ちつけます。
両足でしっかり踏ん張って立たないと
バランスを崩して倒れそうです。

そして水がとにかく冷たく、
「南無遍照金剛」
大声で唱え続けないと
全身が凍りつきそうです。

雑念を取り払い精神統一するよう
ご住職に指導していただきましたが、
雑念が浮かぶほどの余裕は
全くありません。

滝の下で立つ、
それだけで精一杯です。

ご住職の合図で滝から出て
滝行終了。

全身の本当に想像以上にきつかったです。

滝という厳しい環境に
自ら身を置き
煩悩をはらおうした先人たち。

そしてそれを今も継承する
現代の人たちがいるからこそ、
この貴重な体験ができるんだなぁと
改めて感じました。

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