【岩窟巡り|磐船神社】日本修行場めぐり(大阪府交野市)

日本修行場めぐり

この日のスタート地点奈良県の生駒山暴風雨!ビニール傘が吹っ飛びそうです~

暴風雨の中出発します

今回は生駒山上遊園地から生駒山を下り、大阪府交野市の磐船神社まで歩きます。

磐船神社岩窟巡りを体験させてもらうのですが一体どんな修行なのでしょうか?

生駒山上遊園地

スタート地点は生駒山上遊園地
公式HP「生駒山上遊園地」子どもと安心して楽しめる遊園地

生駒山上遊園地は1929年(昭和4年)に開業。ファミリー層に人気の遊園地で生駒山の山頂にあり景色が抜群!

ですが、もちろんこの日は残念ながらなーんにも見えません。

晴れた日は大阪まで見渡すことができます

そして嬉しいのが入園料が無料!!アトラクションも1回300円~500円と超リーズナブル~!

生駒山上遊園地は近鉄レジャーサービスが運営していて、他にもパルケエスパーニャホテル志摩スペイン村信貴生駒スカイライン東大阪市花園ラグビー場なども運営しています。

ここから雨の中生駒山を下ります。

雨で足下が滑りやすいので慎重に下っていきます

標高642メートル、奈良と大阪の県境に位置する生駒山

修験道の開祖役行者えんのぎょうじゃはこの生駒山でも修行したといわれています。そしてこんな伝説も…

今から約1300年前、この辺りに2匹の鬼が住み着いていました。ある時その2匹の鬼が村の子どもたちを連れ去ったのです。

子供たちをさらわれた村人たちはなんとか子供たちを返してほしいと役行者えんのぎょうじゃに相談しました。

子供たちを取り返すと約束した役行者えんのぎょうじゃ。すると山へ出かけて行き、なんと同じように鬼の子を連れ去ったのです。

鬼の子供がいないことに気付いた鬼たちはとても悲しんで人間の子供たちを返しました。そして、もう二度と悪事を働かないと役行者えんのぎょうじゃに約束したそうです。

この出来事をきっかけに鬼は役行者えんのぎょうじゃの弟子となり一緒に旅に出ることにしました。それ以来2匹の鬼は前鬼、後鬼と呼ばれるようになります。

そのため多くの役行者像には鬼も一緒に彫られているのです。

役行者と前鬼、後鬼

山を下ること数十分。雨でぬかるんだ山道を下るのは大変です。

河田
河田

疲れた~!特にヒザがしんどいなー

くっすん
くっすん

そうですねぇ、僕もヒザが踊ってますよ~

河田
河田

それを言うなら「ヒザが笑う」だよね

昔は今のように軽くて丈夫なビニール傘なんてありませんから、雨の中の旅は苦労したでしょうねぇ。

無事生駒山を下りてきて生駒市内を歩いているとそろそろランチタイムです。

生駒市内を歩きます
「すぐ近所によく若者が並んでるラーメン屋さんがあるわよ」とおしえてくれた奥さま

地元の奥さまがこの近くに行列ができるラーメン屋さんがあるとおしえてくれたので、せっかくなので
そちらで昼食をいただくことにしました。

「らぁめんトリカヂイッパイ」

こちらのらぁめんトリカヂイッパイは「ミシュランガイド奈良2017特別版」に掲載されたというお店。この時はたまたま行列ができていなくてすぐに入ることができました。

「いただきまーす」
味噌らぁめん+味玉(1070円)

自家製麺はつるつるでコシがあり鶏ガラベースのスープによくからんで美味しいです!行列ができるのもうなずけます。

昼食をいただいて冷えていた体もすっかり温まりました。元気を取り戻し引き続き歩きます。

生駒市から四条畷市に入ります。

これからあるお寺にお邪魔するのですが、大勢の人たちがお寺のある物に勇気づけられていると評判になっているそうですよ。

住宅地の真ん中にあるお寺です

そのお寺が正傳寺しょうでんじです。

正傳寺

正傳寺の本堂
融通念佛宗 正傳寺
大阪府四條畷市上田原にある、融通念佛宗正傳寺は四季折々の季節感に溢れる大自然に包まれたお寺です。 人々が豊かな心を持ち、平穏な日々を過ごすことが出来るように、また現代社会で暮らす人々の心の悩みやストレスを少しでも癒すことのできるようなお寺でありたいと考え、皆様にとって身近な、困っている方がいつでも訪ねてきて頂けるような...

正傳寺しょうでんじの廊下にはご住職がお札にしたためた言葉が掲示されています。その数の多さにびっくり!

廊下の壁のたくさんのお札が

実はこのお札を見にくる参拝者が大勢いて、みなさん勇気づけられているようです。

私河田とくっすんもお札に書かれたメッセージの数々に惹きつけられました

中にはこの廊下で1時間以上過ごす人もいたり、お札を見ながら涙ぐむ人もいるとのこと。私もくっすんも住職が書く言葉に勇気づけられました。

正傳寺しょうでんじを出て雨の中さらに2キロほど歩き交野市の磐船神社に到着。いよいよ今回の修行、岩窟巡りです。

磐船神社

磐船神社に到着です
磐船神社

磐船神社は古墳時代以前に創建されたという大変長い歴史がある神社です。

こちらでお祀りされている天磐船あめのいわふねという大きな岩。その昔祈祷の祖といわれる饒速日命にぎはやひのみことという神様が、この天磐船あめのいわふねに乗って降りてこられたそうです。

ご神体の天磐船は縦と横が約12メートルあります

ここ磐船神社にはご神体以外にも多くの巨大な岩があるのですが、岩窟巡りはその岩と岩の隙間を通り抜けて行くというもの。

昔は修験者の修行場で、岩と岩の隙間に籠もり修行したのだそうです。

白たすきと草履は社務所で借りることができます

我々も白たすきを掛け草履を履きいよいよ鳥居をくぐります岩窟巡りを始めます。

雨で湿った岩の上を慎重に進んで行きます。中に入って驚いたのが岩が思っていた以上に大きくそして数が多いこと!

大きな岩と岩が絶妙なバランスで支え合っています
岩が濡れているので滑りやすいです

もちろん大昔から岩が重なり合ってこの姿を形成しているのですが、それにしても不思議な風景です。

岩窟巡りの行程は全長約300メートルで、中には広くて隙間から日が差し込む場所もあれば、とても狭くて人ひとりがなんとか通れるという場所もあります。

かなり狭い隙間をなんとか通ります

岩窟巡りは楽だったり苦しかったり、人生そのものを表しています。ここを通り抜けることによって自分の人生を見つめ直し、新しい自分に生まれ変わることを目指します。

進むこと約20分、最大の難所にやってきました!

狭いし暗いし先が見えません

この隙間を通るのですがめちゃくちゃ狭い!狭すぎて先が見えないので進むのがとても恐いです。

岩の上に座り少しずつ体を滑らすように下におりていきます。足が全然届かないので両手でしっかり支えながらです。

少しずつ滑るように進みます
くっすんも続きますが…
くっすん
くっすん

ぎゃーー!!

河田
河田

どうした!?

くっすん
くっすん

足がつった!痛い!足が~~!

足がつって動けないくっすん

岩と岩の隙間で足がつってしまい、にっちもさっちもいかない状態になったくっすん!きっと普段使わないような筋肉を使い無理な動きをしたからでしょう。

そして30分以上かけてやっとの思いで岩窟を抜けることができましたー!

約30分で岩窟を抜けることができました

外に出ると大きな開放感に包まれます。岩窟巡りを体験して、改めて我々は自然の中で生かしてもらっているんだなあと感じました。

コメント

  1. 姫路のぷろ より:

    河田さん、ご多用の中、書き留めてくださりありがとうございます。
    終わってからでもインターネット上に記録するのは、河田&くっすんコンビだけの思い出に終わらず、スタッフさんや桂南天さん、そして視聴者それぞれの記憶と照らし合わせて、みんなの共有の思い出になります。
    今のIT技術が続く限りは何年経っても、ふと「むかえらのアレなんやったっけ?」を検索して、こちらで答え合わせができると、嬉しい限りです。
    ということでむらえら記録全クリできるまで、長生きしてください。(長寿コーナーだったので)
    手ぇ抜いたらアカンで~!

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