【中山寺】西国三十三所・第二十四番札所(兵庫県宝塚市)

西国三十三所巡礼

子授け、安産のお寺として大変有名な
宝塚市にある中山寺を目指す旅。
川西市の多田神社から歩き始めます。

多田神社

多田神社

多田神社は970年に
源満仲が独立した武力集団をつくるため
都から少しはなれたこの地に創建し
源氏発祥の地と言われています。

多田神社の宝物殿には
一般公開されていない
数々の貴重な品があります。

今回特別に見せていただいたのは
源満仲の息子源頼光
大江山の鬼退治に使ったという太刀
鬼切丸」です。

白鞘の宝刀「鬼切丸」
くっすん
くっすん

…もしかして、木刀で鬼を退治したんですか?

河田
河田

ちがうで!これは刀の鞘で、抜いたら刀の刃が出てくるよ!

川西市内の閑静な住宅地を歩きます

多田神社を出て
歩くこと約5.5キロ、
特徴的なデザインの山門が見えてきました。
ここが満願寺です。

満願寺

満願寺の山門

満願寺
昔話でお馴染みの金太郎ゆかりのお寺です。

童話ではまだ幼かった金太郎
後に坂田金時と名乗る
勇猛な武将に成長します。

そして源頼光の家臣として召し抱えられ、
頼光と共に京都北西部の大江山に住み着く
酒呑童子という悪い鬼を成敗するのです。

その様子を描いた
大変貴重な絵巻物が満願寺にはあり、
ご住職のご厚意で
見せていただくことができました。

一巻10メートルが全部で四巻、
大江山鬼退治絵巻」です。

ご住職が特別に巻物を見せてくださいました

そして満願寺の境内には
坂田金時の墓があります。
誰かがパックの日本酒「鬼ころし」を
お供えしていました。

坂田金時の墓

満願寺を出てさらに歩きます。
この日は秋とは思えないような
強い日差し。

しばらくすると
両側に商店が並ぶ通りにやってきました。
ここは清荒神清澄寺の参道。
参拝客や買い物客で賑わっていました。

清荒神清澄寺

賑わう参道を歩きました。

山門をくぐり境内を歩くと
目の前に大きなお地蔵さまが。
こちらは一願地蔵尊で、
お地蔵さまの頭上に水を掛けて
一つの願いを念ずれば
ご利益があるといわれています。

高さ8メートルの一願地蔵尊

しかしお地蔵さまは高さ8メートル、
頭に水を掛けてお参りするのは
かなり難しいです。

柄杓を振りかぶって
より高く水が届くようにやってみましたが
お地蔵さまの膝の辺りまでしか
かかりませんでした。

柄杓を振りかぶって水をお供えするも…
お地蔵さまの膝までしか届きませんでした

次はくっすんの番です。

くっすんは何かに集中すると
いつも口が開きます。
この時も無意識のうちに口が開いてきました。
かなり集中力が高まっている証拠です。
「全集中」です。

全集中でお地蔵さまの頭を見据え、柄杓を構えるくっすん

半開きの口のまま
勢い良く柄杓を振り上げました!
すると水は高らかと宙に舞います。
次の瞬間…

河田
河田

冷たっ!!!

頭上から水が降ってきました

お地蔵さまの方ではなく
真上に水をまいてしまい、
僕やスタッフの頭上から
霧雨のように水が降ってきました。

しかもあろうことか
清澄寺のお坊さん、有井さんの頭にまで水が!

有井さんの頭にも水が掛かってしまいました。

お地蔵さまではなく
有井さんに手を合わせ
願い事を唱えるくっすん。

お地蔵さまではなく有井さんに手を合わせるくっすん。

おい、くっすん!
有井さんに失礼でしょ!と言いかけたら、
「願いは届いたと思いますよ」と有井さん
なんて心が広いんでしょう〜
本当にすみませんでした。

清荒神清澄寺から中山寺までは約1キロです。
ちょうど小学生たちの
下校時間と重なりました。

下校する小学生たちに声をかけてもらいました。

小学生たちは菅笠ジャージのおっさん二人が
めずらしかったようで
「何してんの?」
「どこいくの?」
「なんなのこの格好?」と
質問攻めでした。

小学生たちとお別れしてから
住宅地を抜けて
やっとたどり着きました。
中山寺です。

中山寺

中山寺の山門
  • 宗派  真言宗中山寺派
  • 開祖  聖徳太子
  • 創建  593年~628年
  • 御本尊 十一面観世音菩薩

中山寺聖徳太子が建てたお寺です。
昔から多くの人々の信仰を集めたのですが、
あの豊臣秀吉もその一人です。

なかなか子宝に恵まれなかった秀吉は、
ここ中山寺に熱心にお参りをし
秀頼を授かったと言われています。

境内では赤ちゃんを連れて
お参りに来られている方々に
お会いすることができ、
赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。

蓮人くんを抱っこさせてもらうくっすん。さすが2児の父親、安定感あります。
まゆちゃんを抱っこさせてもらう私河田。相当ぎこちないですよね。

赤ちゃんがいるだけで
まわりのみんなが自然と笑顔になれる。
そんな幸せな気分を
ちょっとお裾分けしてもらいました。

中山寺の御朱印

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