子授け、安産のお寺として大変有名な
宝塚市にある中山寺を目指す旅。
川西市の多田神社から歩き始めます。
多田神社
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多田神社は970年に
源満仲が独立した武力集団をつくるため
都から少しはなれたこの地に創建し
源氏発祥の地と言われています。
多田神社の宝物殿には
一般公開されていない
数々の貴重な品があります。
今回特別に見せていただいたのは
源満仲の息子源頼光が
大江山の鬼退治に使ったという太刀
「鬼切丸」です。
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![くっすん](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/10/vlcsnap-2021-10-15-22h21m06s129-1-150x150.jpg)
…もしかして、木刀で鬼を退治したんですか?
![河田](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/10/vlcsnap-2021-10-15-22h20m10s835-150x150.jpg)
ちがうで!これは刀の鞘で、抜いたら刀の刃が出てくるよ!
![](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/10/vlcsnap-2021-10-14-22h28m41s839-1024x576.jpg)
多田神社を出て
歩くこと約5.5キロ、
特徴的なデザインの山門が見えてきました。
ここが満願寺です。
満願寺
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満願寺は
昔話でお馴染みの金太郎ゆかりのお寺です。
童話ではまだ幼かった金太郎は
後に坂田金時と名乗る
勇猛な武将に成長します。
そして源頼光の家臣として召し抱えられ、
頼光と共に京都北西部の大江山に住み着く
酒呑童子という悪い鬼を成敗するのです。
その様子を描いた
大変貴重な絵巻物が満願寺にはあり、
ご住職のご厚意で
見せていただくことができました。
一巻10メートルが全部で四巻、
「大江山鬼退治絵巻」です。
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そして満願寺の境内には
坂田金時の墓があります。
誰かがパックの日本酒「鬼ころし」を
お供えしていました。
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満願寺を出てさらに歩きます。
この日は秋とは思えないような
強い日差し。
しばらくすると
両側に商店が並ぶ通りにやってきました。
ここは清荒神清澄寺の参道。
参拝客や買い物客で賑わっていました。
清荒神清澄寺
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山門をくぐり境内を歩くと
目の前に大きなお地蔵さまが。
こちらは一願地蔵尊で、
お地蔵さまの頭上に水を掛けて
一つの願いを念ずれば
ご利益があるといわれています。
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しかしお地蔵さまは高さ8メートル、
頭に水を掛けてお参りするのは
かなり難しいです。
柄杓を振りかぶって
より高く水が届くようにやってみましたが
お地蔵さまの膝の辺りまでしか
かかりませんでした。
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次はくっすんの番です。
くっすんは何かに集中すると
いつも口が開きます。
この時も無意識のうちに口が開いてきました。
かなり集中力が高まっている証拠です。
「全集中」です。
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半開きの口のまま
勢い良く柄杓を振り上げました!
すると水は高らかと宙に舞います。
次の瞬間…
![河田](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/10/vlcsnap-2021-10-15-22h17m54s825-150x150.jpg)
冷たっ!!!
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お地蔵さまの方ではなく
真上に水をまいてしまい、
僕やスタッフの頭上から
霧雨のように水が降ってきました。
しかもあろうことか
清澄寺のお坊さん、有井さんの頭にまで水が!
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お地蔵さまではなく
有井さんに手を合わせ
願い事を唱えるくっすん。
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おい、くっすん!
有井さんに失礼でしょ!と言いかけたら、
「願いは届いたと思いますよ」と有井さん。
なんて心が広いんでしょう〜
本当にすみませんでした。
清荒神清澄寺から中山寺までは約1キロです。
ちょうど小学生たちの
下校時間と重なりました。
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小学生たちは菅笠ジャージのおっさん二人が
めずらしかったようで
「何してんの?」
「どこいくの?」
「なんなのこの格好?」と
質問攻めでした。
小学生たちとお別れしてから
住宅地を抜けて
やっとたどり着きました。
中山寺です。
中山寺
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中山寺は聖徳太子が建てたお寺です。
昔から多くの人々の信仰を集めたのですが、
あの豊臣秀吉もその一人です。
なかなか子宝に恵まれなかった秀吉は、
ここ中山寺に熱心にお参りをし
秀頼を授かったと言われています。
境内では赤ちゃんを連れて
お参りに来られている方々に
お会いすることができ、
赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。
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赤ちゃんがいるだけで
まわりのみんなが自然と笑顔になれる。
そんな幸せな気分を
ちょっとお裾分けしてもらいました。
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