【善峯寺】西国三十三所・第二十番札所(京都市)

西国三十三所巡礼

真夏の京都を歩きます。
スタート地点は大覚寺です。
早朝から歩くのですが
もうすでに暑いです。

大覚寺

大覚寺の前から歩き始めます
平安初期に嵯峨天皇の離宮として建立されました

大覚寺弘法大師空海を宗祖と仰ぐ
真言宗大覚寺派の本山です。
正式には旧嵯峨御所大本山大覚寺で、
嵯峨御所とも呼ばれています。

鎌倉時代から南北朝時代まで
この辺りは政治の中心で
門前町として栄えました。

早朝の京都市内を歩きます

大覚寺から歩くこと約2キロ、
立派な神社に到着しました。

車折くるまざき神社

車折神社で「くるまざきじんじゃ」と読みます
車折神社の本殿

鎌倉時代のお話です。
後嵯峨天皇が乗っておられた牛車が
この神社の前で大きな石にぶつかり
車輪が壊れてしまいました。

それがきっかけで
車折神社と呼ばれるように
なったそうです。

車輪がぶつかった石が境内に祀られています

この車折神社の境内社で有名なのが
こちらの芸能神社です。

境内社とは、境内に本社とは別に祀られている社のことです
朱塗りの玉垣が4000以上奉納されています
有名芸能人の名前ばかり!

その名の通り芸能に関して
ご利益があると言われ
大勢の有名芸能人が訪れ
玉垣を奉納しています。

玉垣に書かれている名前を
拝見するだけでも楽しいです~!

私河田とくっすんも
テレビの仕事をしているということで…

新田ディレクター
新田ディレクター

くっすんさんも芸能人のはしくれですから奉納しましょう。はい、くっすんさんの財布。

くっすん
くっすん

なんで、僕の財布を!?

新田ディレクターが気を利かして
勝手に財布を持ってきてくれていました。

新田ディレクター
新田ディレクター

河田さんもアナウンサーのはしくれですから、はい、財布。

河田
河田

え~!?いつの間に!?

私の財布まで!?

奉納させていただきました(私のくっすんの玉垣は、すでに掲載期間が終了しています)

奉納料は13000円で
掲載期間は2年です。
ご利益ありますように!

渡月橋を渡ります

渡月橋を渡り
さらに南へ歩きます。
日差しが強く
だんだん気温が上がってきました。

続いてやってきたのは
平日でも大勢の参拝客が
訪れる華厳寺
通称鈴虫寺です。
境内に入ると遠くから
鈴虫の涼やかな声が聞こえてきます。

鈴虫寺

平日にもかかわらず大勢の参拝客が来られていました
本堂から鈴虫の声が聞こえてきます

「人間は虫のように
無心になって生きていくことが大切」

と約70年前から
鈴虫を飼うようになったのだそうです。

本堂にはたくさんの飼育箱が
鈴虫の数が多いので、その鳴き声も大音量です

現在は特殊な飼育方法で
約5000匹の鈴虫が
一年中きれいな音色を響かせています。

そして大勢の参拝客がこの鈴虫寺
訪れるもう一つの理由が
こちらのお地蔵さま。

このお地蔵さま、
実はちょっと珍しくて
草鞋を履いています。

願いをひとつだけ叶えてくれる幸福地蔵菩薩
大変珍しい草鞋を履いたお地蔵さま

ひとつだけ願い事をすると
お地蔵さまがその人の所まで
歩いてやってきて
その願いを
叶えてくれると言われています。

くっすん
くっすん

第三子を授かりますように…

くっすん
くっすん

タレントとしてもっと売れますように…

くっすん
くっすん

宝くじ当たりますように…

北川さん
北川さん

願いはひとつにしてくださいね。欲張りすぎると叶いませんよ~。

鈴虫寺を後にして
強い夏の日差しの中歩き続けます。
気温計を見ると…

42度!!

照りつける太陽と
焼けたアスファルトで
溶けてしまいそうなほど
暑いです…。

それでも休みながら
善峯寺を目指して歩きます。

ちなみに江戸時代は
今と比べて平均気温が
1.5度ほど低かったようですよ。

アスファルトで舗装されていなかったですし
体感の温度はもっと低かったかもしれません。

ここからは山道です。
最後の力をふりしぼって上ります。

元々もっと急勾配だった坂道を
善峯寺創建時にならしたのは
猪の群れだったという
言い伝えがあるそうです。

そしてやっと見えてきました、
今回の目的地、善峯寺です。

善峯寺

善峯寺の山門に到着です
御本尊は下鴨神社の霊木でつくられたと言われています
1621年建立の多宝塔。重要文化財です。
善峯寺のご朱印
  • 宗派  天台宗単立
  • 開祖  源算上人
  • 創建  1029年
  • 御本尊 千手観音菩薩

ここ善峯寺には
「日本一」と言われる
松の木があるということで
見せてもらいました。

樹齢約600年、
全長約40メートルの
「遊龍の松」です。

国の天然記念物に指定されている「遊龍の松」
たくさんの支柱が遊龍の松を支えています

なるほど~!
確かに龍が遊んでいるようにも見えて
今にも動き出し
天高く昇っていきそうです。

大勢の昔の人たちが
この松を愛でて
想像を膨らませたのかもしれません。

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