ベトナム社会主義共和国
首都 ハノイ
人口 約9700万人
公用語 ベトナム語
通貨 ドン
ベトナムはインドシナ戦争やベトナム戦争を経て独立を勝ち取り1976年に誕生した国です。
ホイアンはベトナム中部の都市で、観光地として人気です。歴史を感じる街並みにお洒落なショップやカフェなどたくさんあり観光客が大勢訪れます。
昔ホイアンはアジア、アラブ、ヨーロッパを結ぶ一大貿易港として栄えました。16世紀の終わりごろは日本からも朱印船が盛んに行き来し貿易が行われました。朱印船というのは幕府から海外渡航を許す朱印状を携えた船のことです。
様々な文化が入り混じるホイアンは1999年に世界遺産に登録されました。
そんなホイアンのシンボルの一つが来遠橋です。16世紀中頃、朱印船貿易でホイアンには約1000人の日本人が移り住み日本人街がつくられました。その時に建築されたのが来遠橋で、別名は日本橋です。
来遠橋が日本人街と中国人街を繋いだということもあるからか、どこか和中折衷のデザインですね。20000ドン紙幣にはこの来遠橋がデザインされています。数百年前に日本人がつくった橋が今でも大切にされているのは嬉しいです。
実は私が訪れたこの日はランタン祭が開催される日でした。
ランタン祭とは日が暮れてから町中の電気が消されて無数のランタンとロウソクが灯され先祖を敬う行事です。日本のお盆みたいですね。ベトナムの旧暦で毎月14日の夜に行われます。
そしてランタン祭のメインイベントのひとつが灯篭流しです。穏やかな流れのトゥボン川にロウソクの火が灯った灯篭を流します。幻想的な光景に癒されました。
ランタン祭を通して地元の人たちや観光客たちと触れ合えてとっても有意義な時間になりました。
そして、ここまでトマト祭に参加し、サンティアゴ巡礼路を40キロを歩き、エベレストが見える場所まで山を登り…正直いうと超ハードな旅路でかなり疲れていたのですが、ランタンの灯りを眺めているととても気持ちが穏やかになり癒された気分です。
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