5か国目にやってきたのは北欧のアイスランドです。
ブラジルのマナウスから約8000キロ、イギリスを経由して首都のレイキャビクに到着しました!
レイキャビク
アイスランド共和国
首都 レイキャビク
人口 約36万人
公用語 アイスランド語
通貨 アイスランドクローナ
レイキャビクは北緯64度に位置する世界最北の首都。真夏ですが気温は約20度、とっても過ごしやすい気候です。
そしてアイスランドは火山がある国で日本と同じようにいたる所で温泉がわいています。
国内にはたくさんの温泉施設があるのですが、世界最大といわれる露天風呂に行ってきました!それがこちらのブルーラグーンです!
ブルーラグーン
広さは約5000平方メートルで地元の方はもちろん、海外からの観光客も大勢来られるアイスランドを代表する観光スポットです。
水温は37度とちょっとぬるめ乾いた風が優しく吹き目の前には広大な景色が広がっています。いや~これは気持ちいい!
観光客気分で楽しんでいると…
ん!?
あの人たち、なにしてんの!?
温水に浸かりながら顔を真っ白にしている人たちが大勢います。実はこれ白い泥パック。ここの温泉成分が沈殿して白い泥になるそうです。この白い泥にはデトックス効果があると言われていて、お肌に良いということで皆さん顔に塗っているんですって!
せっかくなので私もとりあえずやってみました。
なるほど、肌がつるつるになったといえばなったような…。でも、なっていないといえばなっていないような…。そんな感じです(笑)
そしてこちらの露天風呂なんですが、実はすぐそばに地熱発電所がありそこで使われた地下熱水を利用した人工温泉なのです。
地熱発電とは温泉地帯の地下数キロメートルからの高温高圧蒸気や熱水を利用して発電所のタービンを回し発電するクリーンエネルギーです。
アイスランドでは総発電量の約20%が地熱発電で、しかもその発電を支えるタービンは日本製なんだそうです。
同じ火山の国日本は、地熱発電の割合がわずか0.2%。
地熱資源規模は世界でアメリカ、インドネシアに次いで日本が第三位でアイスランドより多いのです。日本もアイスランドのように持っている地熱資源をうまく活用できないのでしょうか?
ブルーラグーンで楽しんだ後は、地熱を感じる場所から寒~い場所へ移動です。
ラング氷河
やってきたのはラング氷河。氷河とは陸上に積もった雪が長い年月溶けず氷の塊になっている場所のことです。アイスランドの国土の約11%が氷河に覆われています。
氷河ではトレッキングや雪上車に乗るアクティビティーもあるのですが、今回はスノーモービルに乗りました!
氷河の表面は堅くてでこぼこした氷ですが、スノーモービルでの走行は快適でしたよ!
途中で氷河の割れ目を発見。この割れ目はなんと約200メートルの深さなんだそうです。それだけ長い年月をかけて自然の力でこの氷河がつくられたということですよね。
ただ、近年の温暖化により1年間に100億トンの氷が溶けて、このままだと2200年までにアイスランドの氷が全てなくなってしまうという分析もあるそうです。
地球温暖化はアイスランドでも深刻な問題です。
そしてこの氷河が溶けて水となって流れていく先にはこんな風景が広がっていました!
アイスランド語で「黄金の滝」という意味のグフォルトスの滝。落差は最大30メートルあります。水量の多さとその迫力に本当に驚きました!
そして最後にやってきたのはシングヴェトリル国立公園です。2004年に世界遺産に登録されました。
シングヴェトリル国立公園
シングヴェトリル国立公園は地球の割れ目と呼ばれています。
ここではユーラシアプレートと北アメリカプレートが引っ張り合っていて、毎年大地が2~3センチ広がっているそうです。土地が広がっていくだなんて不思議な現象に思えますよね!
遠く離れた地震大国日本ではそのプレートのずれによって地震が頻発しています。
約9000キロ離れている日本とアイスランドですが、実は共通点があるということがわかりなんだか親近感を覚えました。
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