【マダガスカル|アンタナナリボ・バオバブ街道】60日間ほぼ世界一周

6か国目はアフリカのマダガスカル。アイスランドから直線距離だと約10000キロの大移動です!

マダガスカルはアフリカ大陸の東インド洋に浮かぶ島国で国土は日本の約1.6倍あります。

マダガスカル共和国
首都  アンタナナリボ
人口  2700万人
公用語 マダガスカル語
通貨  アリアリ

アンタナナリボ

マダガスカルの首都アンタナナリボ

まずやってきたのは首都のアンタナナリボです。市場はとても活気があり様々な物が売買されています。

アンドレボワンギー市場
買い物客でとても賑わっています

ある屋台に行列ができていますよ、どうやらさとうきびのお店みたいです。

人気の屋台でさとうきびを買いました
1袋200アリアリ(約10円)
噛むと水分が多く甘みが口の中に広がります

マダガスカルのさとうきび美味しかったですよ!地元の皆さんにとってはファストフードのような感じでしょうか?

市場には食料品はもちろん、薬草、ラジカセ、南京錠、ねずみ獲りまで。そしてマッサージ店もありました!せっかくなので施術を受けることに。

肩、腕、手、顔のマッサージで5000アリアリ(250円)

そしてこの市場では大勢の子供たちに出会ったのですが、日本人が珍しいのか近寄ってきて気さくに話しかけてくれました。

何言ってるか全然わかんないけど。

子供たちと記念撮影

活気あふれるアンタナナリボを離れて海辺で昔ながらの生活をしているというベタニア村に向かいました。

村へは船でしか渡れないので渡し船を待っていると、遠くからその船がやってきましたよ!

「お~い!ベタニア村まで乗せて~

こちらに気付いてゆっくり近づいてきてくれました。

あれ??
よーく見ると船長と乗組員は子供です。大丈夫なんか?(笑)

船長はフレデリックくん(9歳)

船長はフレデリックくん9歳。舟の扱いは慣れたもので大人数人が乗ってもへっちゃらです。

地元の人たちと相乗りでベタニア村に向かいます

舟にゆられて数分、対岸のベタニア村に無事到着〜。

到着と同時に運賃の請求をしてくるフレデリックくん(笑)めちゃくちゃしっかりしてます。

「わかってるって、払うからちょっと待って(笑)」

運賃片道200アリアリ(約10円)

ベタニア村

ベタニア村には約1000人の住民が生活しています

ベタニア村では漁業で生計を立てる人がほとんどで基本的な生活スタイルは200年前からほとんど変わらないそうです。

穏やかな雰囲気の村を歩いていると家の前に人が集まっています。

皆さん家の中をのぞき込んでいるようですが…

すみませーん、皆さん集まってなにしてるんですか?

みんなでテレビを見ています。バスケのアンゴラ対カメルーン戦。

テレビ!?しかもアンゴラ対カメルーンってなんだかしぶいね

テレビ観戦で盛り上がる皆さん

この村は電気が通ってるんですか?

屋根の上のソーラーで発電してるんですよ

屋根にはソーラーパネルが設置されていました

なんと屋根の上にソーラーパネルが!電気のインフラは整備されていないのですがこのソーラー発電でテレビを見たり照明をつけたりできるそうです。

そういえばペルーのチチカカ湖に行った時もソーラー発電でテレビが見られる村がありました。

せっかく来たので村長さんにご挨拶することに。村長さんの家まで子供たちに案内してもらいました。

案内してもらうかわりに、子供たちが持っていた井戸水を運ぶお手伝い。

村長さんにご挨拶すると「これから昼食なので一緒にどう?」と誘ってくれたのでお言葉に甘えることに。

私たちを歓迎してくた村長のドネさん
お友達もやってきて家の前で昼食会です

いただいたのはゲマンギールという魚の煮込み料理と白米です。

トマトとココナッツで味付けしています
魚の身をゴハンの上にのせて食べるのが一般的なんだそうです

白身魚にトマトとココナッツの味付けがとてもマッチしてて美味!

この村では男性が漁に出て魚を捕り、女性がその魚を売りに行くのだそうです。

この村は海の資源がとても豊富で、都会で仕事がなくなった人たちがやってきてここで漁の仕事をするほどよく魚が捕れるのだそう。

村に住む皆さんはかなり質素な生活を送っているようですが、目の前に豊かな海があり魚という食料を自由に捕ることができるからか、村はとても穏やかで潤った空気に満ちているように感じました。

村の皆さんとお別れしてベタニア村から今度は内陸へ約20キロ移動。続いて目指すのはバオバブ街道です。

バオバブ街道

バオバブという不思議な形をした木が無数に自生しているという場所なのですが、地元の人たちに聞くと数十メートル先に見つけました、バオバブの木!!

地元住民の皆さんにおしえてもらって発見!
これがバオバブの木です

バオバブとはアフリカ原産の樹木で、大きいもので幹の太さが10メートル、高さ30メートルのものもあります。

地元の人たちはこのバオバブの木の皮を削ってそれを煮出して飲むのだそうです。

近所に住む男性がそのバオバブのお茶を作ってくれました。

バオバブの木を入れて煮出します
いただきます~

どんな味がするんだろう…恐る恐る飲んでみると…

意外とうまい!

ちょっと桜餅のような風味がありほんのり甘かったです。

そしてさらに数十メートル歩くとやってきましたバオバブ街道!!その全貌が見えてきました。

バオバブ街道は約500メートル続きます

茶色の土の道が地平線のむこうまで続きその両側にそびえ立つバオバブの巨木たち。

この辺りには山がないため視界に入ってくる物の中で一番大きいのがバオバブの木です。バオバブの圧倒的な存在感で唯一無二の景色を作り出しています。

なんだか別世界に飛び込んできたような気分です。

バオバブの木は、サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」の中で星を爆発させるおそれのある恐ろしい木として登場します。

大きく広がる枝が根のようにも見えます

確かにその姿はちょっと異様ですが、幹の部分がふっくらしていてつるっとしていてちょっと愛らしくもあります。

この不思議で雄大な景色に見とれていると、すぐそばを地元の人たちが通る姿が目に入り我に返りました。

カメラを向けると陽気にポーズをしてくれました

この道は住民の皆さんにとっては毎日歩く生活のためのものですよね。

バオバブの木には年輪がないので樹齢が正確にわからないのですが、数千年というものもあるそうです。

バオバブと人が共存するこの光景はずっと昔から変わっていないんでしょうね。

夕日に照らされるバオバブ

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