ここからヨーロッパ編に突入!
ブルガリアはヨーロッパの南東部にあり黒海に面した国です。
ブルガリア共和国
首都 ソフィア
人口 約690万人
公用語 ブルガリア語
通貨 レフ
ソフィア
歴史ある建造物が多くとても美しくて穏やかな街並みが広がるブルガリアの首都ソフィア。
街の雰囲気を楽しみながら散策しているとちょっと珍しい建物を発見!
男性が建物に向かってしゃがんでいるのですが…実は建物の下の方に窓があり、奥が商店になっているのです。
お店には食料品から雑貨までいろんな物が販売されていました。コンビニのような感じですね。
元々ソフィアには地下が倉庫になっている建物が多くあるそうで、その地下倉庫を改築して商店を営む人が多いそうです。
買い物する時はしゃがまないといけないのでちょっとしんどいですけどね。
そしてブルガリアでもうひとつ珍しい、というか日本とは違う文化も。
それは会話の中で「はい」の時は首を横に振り「いいえ」の時は首を縦に振ります。日本とは逆ですよね。
さらに街を歩いているとうれしい出来事が!
なんとここソフィアで日本人と出会うことができたのです。
観光で来られてるんですか?
いえ、ソフィアに住んでいて、今バレリーナをしています。
バ、バレリーナ!?
森さんはなんとブルガリア国立オペラ座バレエ団のプロのバレリーナ!
しかも当時日本人としては初めての入団だったそうです、すごい!
森佐和子さんはクラシックバレエを学ぶために15歳でブルガリアにやってきて修行をされました。そして3年後にバレエ団に入団。ご自身の夢を叶えたのです。
この若さで自分の夢に向かってがんばっている森さんの姿にたくましさを感じます。そして海外でがんばっている日本人とお話して本当に勇気をもらえました!
ちなみにこの出会いの3年後、森さんは帰国して劇団四季で活躍され、現在は出身地の京都でバレエ講師をされています。
ブルガリアといえばヨーグルトを連想する人が多いでしょう。
ブルガリアではヨーグルトを料理にも使うということで街のレストランにやってきました。
これ全部ブルガリアではおなじみのヨーグルトを使用した料理なんですって!
ブルガリアの家庭料理として食べられているヨーグルトのスープタラトル。具材のメインはきゅうり、他にもいろいろ野菜が入っていてにんにくとハーブが効いています。
後はスネジャンカというヨーグルトサラダに、肉料理のソースにもヨーグルトです。
全体的に私たちが普段食べているヨーグルトよりだいぶさらっとした口当たりでまろやかな酸味が印象的でした。ブルガリアの人たちにとってヨーグルトはなくてはならない食材のようです。
ちなみに、日本にブルガリからヨーグルトがやってくるきっかけになったのが1970年の万博です。
万博のブルガリア館で明治の社員がヨーグルトを食べて感激し、日本でもこのヨーグルトを販売したいとなったのが始まりです。
製造方法やブルガリア菌を使うことなど様々な条件をクリアしてブルガリア政府から許可をもらい、1973年に「明治ブルガリアヨーグルト」を販売することになったそうです。今ではすっかり定番商品ですよね。
続いて訪れたのはブルガリアの南部ハスコヴォ州、ご長寿の方が多いということで有名なフリャボヴォ村です。
ハスコヴォ州フリャボヴォ村
村のメインストリートを通りを歩いていると飲食している6人の男性グループから「一緒に飲もう!」と
声をかけていただきました。
まだお昼前ですがお酒がすすんでいるようで皆さん盛り上がっていました!
話を聞くと皆さん60歳以上で早朝から酪農の仕事をして、仕事を終えてからお酒を楽しんでいるそうです。皆さんとにかくお元気です~!
おごってくれるということなので私もオススメの一杯をいただくことに。
これはきつい~!!
マスティカというお酒でハーブが入っています。アルコール度数は40度!
私のリアクションに皆さん爆笑されていました(笑)
ちなみに皆さんの元気秘訣はよく遊び、よく(酒を)飲み、よくヨーグルトを食べることだそうです。
お酒をごちそうしてくれたとっても気さくなおじさんたちと別れて、村の中でも大変ご長寿のスタイコさんのお宅に訪ねました。
スタイコさんは95歳!めちゃくちゃお元気です!
スタイコさんが得意のブルガリアの伝統楽器ガイーダを演奏してくれました。バグパイプの一種のようです。
さらにスタイコさんがもうひとつ特技を披露してくれるというので芝生のお庭に行くと…
なんと!
三点倒立!!
無理しないでください~と言うとご本人は「いつもやってるから大丈夫!」いや~本当にすごいです!
ブルガリアでいろんな人たちと話をしましたが、やはり皆さん口をそろえて元気の秘訣はヨーグルトだとおしえてくれました。
あともうひとつは、穏やかな環境と国民性が健康で長寿の要因になっているのではと思います。
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