4か国目は南米最大の国ブラジルです!その面積は世界第5位で日本の約23倍です。そんなブラジルの内陸の都市マナウスを訪れました。人口約200万人の街です。
マナウス
ブラジル連邦共和国
首都 ブラジリア
人口 約2億人
公用語 ポルトガル語
通貨 レアル
マナウスのすぐそばを世界最大の流域面積を誇るアマゾン川が流れ、世界最大の熱帯雨林が広がります。何もかもスケールが大きい!
この熱帯雨林は多くの二酸化炭素を吸収し酸素を放出するため「世界の肺」と呼ばれ、中央アマゾン保全地域群として2000年に世界遺産に登録されました。
ただ、近年は火災などが相次いで多くの森林が焼失し大きな問題になっています。
もっとアマゾン川の大きさを感じるためにヘリコプターに乗って上空へ。見下ろすとそのスケールは圧巻です!!
驚いたのは支流のネグロ川とソリモンエス川が合流するこの流域!
黒っぽい水のネグロ川と茶褐色の水のソリモンエス川。水質や水温が違うためなかなか混ざらずこの態が数十キロ続きます。不思議な風景ですよねぇ!
明朝午前4時半、マナウスの魚市場を訪ねてみました。アマゾン川で獲れた魚が売買されているそうです。早朝にも関わらずものすごい熱気です。
店頭には珍しい魚がずらり!日本では目にしないような大きな魚たちが並んでいます。
これらはほとんどがアマゾン川で獲れた魚です。日本の川魚とは全然違いますよね(笑)
広い市場を見学しているといつの間にか日が昇ってすっかり明るくなっていました。
屋台もたくさん営業していたので焼き魚定食で腹ごしらえ。かなり食べごたえありました!
マナウスの乗船場にも足を運んでみました。
ブラジルの内陸部は密林が多く陸路が整備されてない地域がたくさんあります。なので船が主要な交通手段になっているそうです。陸路がなくて移動手段が船だけというのは日本では想像できませんよね。
これから船に乗って出発するというお二人にお話を聞くと…
船でどこまでいくんですか?
実家があるイタマラチという町までこれから船で帰るんです
どれぐらい時間がかかるんですか?
だいたい11日ぐらいですかねぇ~
11日!?
11時間じゃなくて11日!?
お二人の故郷イタマラチまでは約1000キロ、船で移動すると11日はかかるんだそうです。やはり日本とはスケールが違いすぎます。
そしてこのアマゾン川にピンクのイルカがいるということで船で上流に2時間移動しアマゾン川沿いのある村にお邪魔しました。
アマゾン川
「ピンクのイルカなんて本当にイルんカ?」
としょーもないこと言いながら、村の人にピンクのイルカに会いたいと伝えると、エサの魚を川に投げたらすぐに寄ってくるよーとおしえてくれました。
エサを投げ入れ待っていると…
きたーーー!!!
確かにイルカです!しかもこちらにほとんど警戒心がなくどんどん近づいてきます!
このイルカはアマゾンカワイルカという淡水のイルカです。
全体的にグレーの体ですがお腹のあたりはピンクのように見えます。そしてくちばしが長いのが特徴です。
それにしても本当に人懐っこいです。なんだか癒やされました~
ピンクのイルカと戯れてから時間が経ち夜になってアマゾン川の漁に連れて行ってもらうことができました。市場でも見かけたあのピラルクを釣るそうです。
辺りは真っ暗だしこんな小さな舟で大丈夫なんか??ピラルクなんてあんな大きな魚どうやって釣るの??釣れたとしてもこの舟沈まへんか??
めちゃくちゃ不安になっていたら急に漁師さんの動きが慌ただしくなりました!
なに!?どうしたん!?
どうやら何か釣れたようです!
水面に上がってきたのはなんと
ワニ!!
釣ったというより漁師さんが素手で掴みとりました!
この辺りにはワニのような危険生物も生息するらしいのですが、漁師さんたちは慣れた様子でした。
アマゾン川の川沿いにはたくさんの住居があります。大勢の人たちが生活をしています。
洗濯するのも、顔を洗うのも、漁をするのも、移動するのも、全てアマゾン川。生活の中心がアマゾン川です。
そんなアマゾン川にはたくさんの生物も暮らしていて共存しています。長い年月をかけて人と動物の絶妙なバランスとディスタンスが築かれたのかもしれません。
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