今回は和歌山市から紀の川市を歩く旅。
スタート地点は
紀の川に架かる紀州大橋です。
紀州大橋
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昔は紀の川から瀬戸内海、そして九州へと
日本で最も穏やかで
安全な海運のルートとして栄えました。
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紀州大橋から歩くこと約3キロ、
到着したのは松下幸之助生誕の地です。
松下幸之助生誕の地
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世界のパナソニックを
一代で築いた松下幸之助さん。
そんな松下さんはここ和歌山市禰宜で
生まれました。
そこには樹齢数百年の松の木が。
元々松下幸之助さんの先祖が
この松の木の下に家を構えていたことから
「松下」という性をつけたのだそうです。
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再び歩き始めたのが大和街道です。
奈良時代に
都と諸国を結ぶルートとして整備されました。
江戸時代には
参勤交代で大名行列も通ったそうです。
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そんな大和街道を少し外れたところに
井戸を発見しました。
「弘法大師の井戸」と呼ばれています。
弘法大師の井戸
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その昔、弘法大師が旅をしていて
この場所を訪れたそうです。
この時弘法大師は
大変のどが渇いていたのですが
水がなくて困っていました。
すると近所のおばあさんが弘法大師に
水を持ってきて飲ませてくれたのです。
これに大変感激した弘法大師は
持っていた杖で地面をトントンと叩きました。
すると、不思議なことに
地面から水が湧き出したのです。
それがこの「弘法大師の井戸」
というわけです。
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![くっすん](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/11/vlcsnap-2021-10-17-15h45m32s657-150x150.jpg)
だったら最初から杖で地面をトントンして水を飲んだらよかったんじゃないですか?
![河田](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/11/vlcsnap-2021-10-17-15h50m26s219-150x150.jpg)
そんなもっともなことを言うのはやめて、これは伝説なので。
![くっすん](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/11/vlcsnap-2021-10-17-15h45m32s657-150x150.jpg)
でも、弘法大師って当時キムタクさんみたいな人だったんでしょうね。
![河田](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/11/vlcsnap-2021-10-17-15h50m26s219-150x150.jpg)
…ごめん、ちょっとわからへんかったわ。どういう意味?
![くっすん](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/11/vlcsnap-2021-10-17-15h45m32s657-150x150.jpg)
みんなが大好きで、あこがれてる存在っていう感じですよね!
![河田](https://mukaera.com/wp-content/uploads/2021/11/vlcsnap-2021-10-17-15h50m26s219-150x150.jpg)
えっと~、
そーゆーことなんかなぁ~
読者の皆さんはお気付きだと思いますが
このやり取りは本当に無意味ですよね。
でもこの無意味なやり取りから
たまーに予想外の展開に
つながることがあるんです。
100回に1回ぐらい…
打率ひく!!
歩くこと22キロ、
さすがに疲れてきたので
空き地を見つけ休憩させてもらいました。
昔の旅人は一日に40キロは歩いたそうです。
すごいな~
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スタートから10時間半。
大きな山門が見えてきました。
やっと粉河寺に到着です。
粉河寺
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粉河寺は西国札所最大の本堂で
御本尊は永遠の秘仏です。
そしてここにはお釈迦様の元で修行をした
鬼子母神(きしもじん/きしぼじん)が
お祀りされています。
500人の子供を産んだという
鬼子母神にお参りすると
子授けと安産に
ご利益があると言われています。
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しかし、鬼子母神には
人間の赤ちゃんを食べてしまうという
恐ろしい話が…。
それを知ったお釈迦様は
鬼子母神の子供を取り上げてしまいます。
自分の子供を取り上げられたことで
鬼子母神は母の悲しみを知り
世の中の子供を救うとお釈迦様に誓いました。
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お釈迦様は鬼子母神に
子供をもう食べてはいけない、
その代わりにざくろを
食べなさいと言いました。
それで鬼子母神は右手に
ざくろの実を持っているのです。
ちょっと恐いお話ですが
母親の子を思う気持ちが
伝わってきますね。
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