オーストラリア連邦
首都 キャンベラ
人口 約2500万人
公用語 英語
通貨 豪ドル
世界一周の旅、最後の訪問地はオーストラリアです。我々日本人にも馴染み深い国ですが、訪れたのはオーストラリア大陸のほぼ真ん中、アリススプリングスです。広大な大地が広がります。
広いオーストラリア国内を移動するのは大変ですよね。飛行機以外の交通手段でメジャーなのがこのザ・ガンという列車です。
繁忙期は40両編成で全長なんと約1キロにもなります!客車以外に自動車を載せることができる車両もありました。
その昔、砂漠が広がるオーストラリアの移動手段は主にラクダでした。そのラクダをアフガンからたくさん輸入したのです。なのでザ・ガンのシンボルはラクダで、ザ・ガンのガンはアフガンからとったのだそうです。
車両の中も拝見。様々なタイプの客車があり、長い旅路を快適に過ごせるようになっています。
北部のダーウィンから南部アデレードまでの約3000キロを2泊3日で走りますが、世界中から予約が入る人気ぶりです。車窓から眺める景色はどんな感じなんでしょうねー。一度僕も列車旅してみたいものです。
オーストラリアにはアボリジニと呼ばれる先住民族の人たちがいます。約6万年前には存在していたそうです。オーストラリアで独自の文化を発展させていったアボリジニですが、18世紀ごろになるとヨーロッパ各国から人がやってきてイギリスが植民地化します。
イギリスから遠く離れたオーストラリアを開拓するためにとった手段が、労働力として囚人を送りこむということ。イギリス人たちはどんどんアボリジニたちの土地を奪っていったのです。
アボリジニの皆さんにとっては悲しい歴史ですよね。
そのアボリジニの皆さんの現在の生活を見せてもらうために、アリススプリングスから北へ。ユートピアという街にやってきました。
今回お世話になるバーバラさんです。食べ物をとりに行くからついておいで~と言われ歩き始めました。どこへ行くんでしょう??
すると枝を拾って赤土を掘り始めました。なに?どーゆーこと??
バーバラさん何か見つけたようです。見せてもらうと…
枝の中に虫!!
昆虫の幼虫ですよね、これ?さっき食べ物をとりに行くって言ってたけどこれのことですか…?
数匹とって持ち帰り準備を始めるバーバラさん。
火を起こして、イモ虫に焼けた土をかぶせて数十秒…調理終了のようです。
そしておもむろにパクっ!イモ虫を口にほうり込んだバーバラさん、それほとんど生ですよ!?
美味しいから食べてみてと勧められました。そうですよねぇ、ここまできたら食べないとですよね…。
恐る恐る口に運びます。
表面はカリッとした食感で、中からトロっとしたものがでてきます。かなり濃厚です。ちょっとバターのような風味。
…おいしい!これはかなり意外でした!
美味しくて驚く私の様子を見てバーバラさんは
日本ではエビを食べるでしょ?
はい、食べますよ。
私たちからしたらちょっと信じられないの。あのエビを食べるなんて。
えー?美味しいのに~
私たちがイモ虫を食べることに驚いていたけど、それと同じことなんじゃないかしら?
なるほど~、海がない内陸で暮らす人たちにとってエビは得体の知れない生き物なのかもしれませんね。バーバラさん説得力あるなあ!
そういえばネパールに行った時に食べた水牛の脊髄も、地元民の皆さんにとっては日常的な食べ物でびっくりしました。
バーバラさんたちとお別れして、今度はオーストラリアを上空から見てみようと気球に乗ることにしました。
早速バスケットに乗り込んでバーナーで気球内を温めます。するとゆっくりと浮き始めて一気に上空へ!
バーナーを止めると本当に静かです。動力を使わず、ただ風に任せて進んでいきます。まるで風になったような気分です。
そしてラッキーなことにカンガルーを発見!!これはオーストラリアならではですよね!
見渡す限り広がる大地。ここからは見えませんが周りを海に囲まれて独自の文化が発展してきました。そういう意味では日本と同じかもしれませんね。
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